新幹線グリーン車よりも上? ウィラー高速バス“史上最強の4列シート”を体験 座席めちゃくちゃ凝ってた!

通路側の方が快適?

「プライム」は、ウィラーが以前から運行してきた同様のシートをもつ「リラックス」をリニューアルしたものです。2023年に、カノピーの大型化など、より“プライベート感”を重視した設備に生まれ変わりました。

 さらに、座席間の仕切りの上部は可動式です。隣席の人が知り合いなら下げて、知り合いではないなら上げるといった選択ができます。

 座席間隔は91cmで、平均的なJR在来線特急よりやや狭い程度。リクライニング角度は130度とのことで、一般的な昼行用4列バスより傾きます。ブランケットも付属しています。座席幅は44cmで、東海道新幹線普通車の2人掛け席と同じです。

 一般的なバスの4列シートは座席幅42cmですから、限界まで広く取られているのですが、そのぶん通路幅は狭く、すれ違いは不可能。体格がよい人だと、引っかかるかもしれません(筆者は173cm、76kgの男性)。

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「プライム」の座席幅は44cm(2024年7月、安藤昌季撮影)。

 多くの乗りものでは、窓側の座席は通路側の座席より人気がありますが、「プライム」は明確に通路側の方が快適に感じます。窓側に座って、通路側の人がリクライニングやレッグレストを展開すると、出入りが大変ということもありますが、通路側には肘掛けがあり、それを含めると約50cmの幅があるからです。

 小柄な女性であれば、窓側でも快適だと思いますが、平均的な体格の男性であれば、通路側の座席をオススメします。

【4列と侮るなかれ!】これが「プライム」の座席です

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