「日本人=スポコンでしょ!」ハリウッドが描く人種の“自動車カルチャー格差”とは? やっぱりイーストウッドは巧かった!?

ハリウッド映画では、いまやシーンを盛り上げる名脇役としてクルマが欠かすことのできない存在になっています。ただ、それらを見るとアメリカのモーターカルチャーを窺い知ることもできる模様です。

人気作『ワイスピ』でも人種による文化の違いが

 日本でも人気の『ワイルドスピード』シリーズは作品によってフィーチャーされるクルマが異なりますが、初期シリーズは日本車や欧州車ベースの「スポコン(スポーツ・コンパクト)」をテーマとしていました。

 第1作はポール・ウォーカー演じる白人警官が、ヴィン・ディーゼル演じる強盗が疑われる走り屋グループに潜入捜査を行うというストーリーで、劇中でスポコンを愛好するのはヒスパニックやアジア系を中心とした若者たちでした。

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『ブルース・ブラザース』でジョン・ベルーシ&ダン・エクロイドが愛用する1974年型ダッジ・モナコのブルースモービル仕様(山崎 龍撮影)。

 これら映画での描かれ方からも窺い知れるように、アメリカのモーターカルチャーは、白人はHOTROD、チカーノやアフリカ系はローライダー、アジア系はスポコン、と人種によって選ぶ車種や属するカスタムコミュニティが異なるのです。

 もちろん例外もあって、空冷ワーゲンなどをベースにしたキャルルックは、発祥こそチカーノですが、現在では人種を超えて幅広いファン層を持つカスタムジャンルへと進化しています。ほかにも、比較的歴史の浅いスポコンには若い世代を中心に白人のファンも少なからず存在します。

 しかし、北米で開催されるHOTRODのショー会場で白人以外の来場者を見かけることは稀だそうで、ローライダーのミーティングに集まるのはチカーノやアフリカ系がほとんどです。

【画像】映画『グラン・トリノ』の一方の主役!? これがフォード「グラントリノ」です

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