「なぜ軍用車はガソリン車少ないの?」燃料の特性上ヤバい至極当然な理由とは やっぱりディーゼル!!
戦後は完全にディーゼルが主流に!!
戦後は、技術の発展や運用のし易さなどが考慮され、アメリカやドイツ、イギリスといった国々でもディーゼルエンジン搭載の戦車が主流になります。また、メインとなる戦車の燃料が軽油中心となったことで、補給体制の効率化、一元化の観点から装甲車やほかの軍用車両もディーゼルエンジン搭載のものが結構な割合を占めるようになりました。
1980年代、戦車に関しては航空燃料を使うガスタービンエンジンを動力に使う車両としてアメリカのM1「エイブラムス」やソ連のT80が登場しましたが、燃費が悪いことや、粉じんを吸っての故障リスクがあることから、完全にディーゼルエンジンを淘汰することはなく、依然として数の上ではディーゼルエンジンが主流となっています。
戦車以外の軍用車両には一部EVを使用する試みも見られていますが、移動するのに大出力が必要な戦車を動かすには現状、上に架線を敷いて直接電気を通すくらいしか方法がないため、しばらくはディーゼルエンジンの天下が続くと予想されます。
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Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)
ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。
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