「出口渋滞エグすぎ」「降りないほうがいい」 関越道の“猛烈渋滞IC”さらに激化か 抜本対策も進行中
渋滞避けるなら「渋川伊香保を使うな」?
SNSでは渋川伊香保ICを避けて前後のICで下りたという人も多く見られますが、実はこの方法は公式に“推奨”されています。
国土交通省と群馬県などからなる委員会で、渋川伊香保ICから「駒寄スマートICへの利用を促す」対策が打ち出され、2023年10月から11月にかけて、高速道路SA/PAでのチラシ配布や観光団体などのウェブサイトでの広報が展開されました。
駒寄スマートICは渋川伊香保ICから5kmほど南、駒寄PAに併設されています。やや西に関越道と並行する形で県道25号の4車線バイパスが通っており、これを北上して伊香保方面に通じる県道15号のほか、上信道の渋川西バイパスにも接続します。
2023年度のキャンペーンでは、期間中に渋川伊香保IC(下り線)の利用が「約1%」減少したそうです。ただ全体的な観光客数の増加もあり、渋滞長としては、ほぼ全時間帯で前年以上を記録したとのこと。
このキャンペーンに際しアンケートへ回答した人の27.8%は、移動中にSA/PAのチラシなどを見たり、交通情報などを得たりして、渋川伊香保ICから駒寄スマートIC利用へ行動を変容したといいます。渋川伊香保ICや国道17号中村交差点で渋滞に巻き込まれた人の約96%は、渋滞情報などがあれば、駒寄スマートIC利用へ変更する意向を示したとか。
ただし、ゴールデンウイークなどには駒寄PAも混んでいたという意見もあるほか、渋川伊香保ICを通り過ぎて次の赤城ICに出るという人もSNSでは見られます。
中村交差点の立体化が完成するまで、渋川伊香保IC下りの出口渋滞はますます激化する可能性もあります。交通状況を確認しながら前後ICの利用も検討したほうがいいかもしれません。
【了】
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