警笛プ―――!! 海自艦&アメリカ艦の訓練に“招かれざる客”急接近 じつは「よくあること」?

9月の3連休、沼津市の沖合では日米合同の輸送特別訓練が行われていました。LCAC(エアクッション型揚陸艇)が上陸する迫力ある様子を見ようと見物人も多かったのですが、中にはボートで艦艇に近づく人も。危険な行為は「よくある」のだそうです。

救助者の処置手順は

 訓練で日米艦は、個別に分担してそれぞれが10km四方の海面を捜索。「アメリカ」はMH-60Sヘリコプター、「しもきた」はラバー製の小型ボートCRRC(Combat Rubber Reconnaissance Craft)を出しました。共同訓練とはいうものの両艦の距離は10km以上離れ、「アメリカ」の姿はうっすらとシルエットしか見えません。海は広大で晴天昼間でも捜索の難しさを実感します。

 CRRCは陸上自衛隊の水陸機動団が運用する上陸用の装備です。災害派遣でLCACは注目されますが、CRRCも小回りが利き高速で使い勝手は良いのです。

 要救助者を収容したCRRCはそのままウエルデッキに引き上げられ、救助者はエレベーターで医療室に運ばれます。艦橋構造物内の第1甲板レベルには手術室、歯科診療室、集中治療室(2床)、病床(6床)を備えた医療設備があります。飛行甲板から扉1枚でアクセスできるレイアウトになっており、水陸両用作戦で負傷した隊員をヘリコプターで収容、ただちに治療できるように考えられています。

Large 20240925 01
海岸からの誘導で沼津海浜訓練場に上陸するLCAC(月刊PANZER編集部撮影)。

 この訓練では救助者を「しもきた」で応急処置の後、より高度な医療設備を持つ「アメリカ」に移送するシナリオで、「アメリカ」のヘリコプターが着艦しました。「しもきた」艦内には海自の青色迷彩作業服と陸自の緑色迷彩作業服の隊員が混在して活動していますが、役割分担は明確で連携もよく、救助者の治療指揮は衛生要員の腕章を付けた陸自隊員が行っていました。

 ちなみに衛生要員の腕章は単なる標識ではなく、幕僚長らが発給するもので幕僚長印が押され、階級に関係なく保健衛生および医療等に関する指示を出す資格を示す重要なものです。公開されたのは災害対応ですが、日米の揚陸艦、海自、陸自が共同訓練を重ねて連携を確認し、本来任務である島嶼防衛を強く意識したものであることは間違いありません。

近づくな! 物珍しさに接近してくる様子(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス