「レバノンから退避を」空自の輸送機を緊急派遣 緊張高まり危険地帯に
派遣機の種類は?
ヨルダンとギリシャに機体を待機させる
防衛省は2024年9月27日、在レバノン共和国邦人等輸送準備のための輸送機をヨルダン及びギリシャまで移動し待機させると発表しました。
この措置は同国を拠点としているイスラム組織「ヒズボラ」とイスラエルの戦闘激化を受けてのものです。現在同国の商用機は欠航が目立っており、航空券が取りにくい状況にあるようです。
2023年10月パレスチナの武装組織ハマスのイスラエル奇襲攻撃でガザ地区での戦闘が始まって以来、ヒズボラとの緊張関係も高まっており、9月17日にはヒズボラ幹部のポケベルが相次いで爆発。同件にはイスラエルの情報機関「モサド」が関与が噂されています。さらに9月24日にはその報復として、ヒズボラがイスラエルの中心都市テルアビブに向けて弾道ミサイルを発射したと明らかにしています。
本発表を受け、航空支援集団司令官を指揮官とする在レバノン共和国邦人等輸送統合任務部隊が編成され、各調整が整い次第、航空自衛隊の輸送機をはじめとする自衛隊部隊をヨルダン及びギリシャに派遣します。
なお一部報道によると、航空自衛隊のC-2輸送機を現地に派遣するようです。
【了】
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