12席だけ! 「豪華夜行バス」のパイオニア、運転も神ワザ!? “靴を脱ぐ”運転士の神髄を体感
イメージは「大陸を走る現代の寝台特急」
2024年8月末に利用すると、東京駅では7名が乗車しました。
車内は中央通路の左右に1+1列でリクライニングシートが並び、それぞれ木のパーテーションで囲まれています。パーテーションの上部だけ空いている独特な構造ですが、これは見通しをきかせて車内を監視できるようにするという法規上の制約と、乗客のプライバシーとを両立させるためだそうです。
イメージは「大陸を走る現代の寝台特急」とのこと。徳島県産の木材を使った曲線の固定仕切り「キャノピー」は豪華な雰囲気です。カーテンと合わせると、前後左右からはほぼ覗けないようなつくりとなっています。
各個室の入口には、市田芽衣氏が手掛けたイラストで草花があしらわれているのですが、これは東京~徳島間の沿線にある草花なのだとか。
座席は幅が70cmもあり、シートベルトがなければ寝返りをうてる広さです。背もたれは155度倒れるので、十分に寝転ぶことができます。特に腰部の追加クッションはよくできており、リクライニングした時に体の重量を分散させてくれました。枕も柔らかく、すこぶる快適です。
座ると木製パーテーションに、縁の付いた小物入れが目に入ります。揺れる車内で安定感のある物入れはありがたく、スマートフォンやモバイルバッテリーの置き場として活用できました。
テレビもありますが、残念ながら故障中。動いている時はカーナビで現在位置も表示してくれるそうです。スマートフォンが普及した現在では見かけなくなった装備ですが、逆に希少性を感じます。 ドリンクホルダーや網ポケット、コンセント、荷物棚には毛布も備わります。
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