「燃費なんて気にするならスバルに乗るな」が一変? 「新型ハイブリッド」の実力とは やはり他と違う“目の付け所”

スバルが新たなハイブリッド技術の導入を発表。燃費の向上が見込まれています。長年、燃費競争とは距離を置いてきたスバルですが、新たな技術はその魅力をどう引き出すのでしょうか。

トヨタに燃費で負けちゃう最大の理由

 スバルのストロングハイブリッドの燃費がトヨタ車にどうしても負けてしまうのには、「プロペラシャフト」の存在があります。

 トヨタの「カローラクロス」をはじめ燃費自慢のハイブリッド車4WDの多くは、後輪をモーター駆動しています。いわゆる「E-FOUR」などと呼ばれる方式です。一方、スバルは従来の「e-BOXER」もそうでしたが、新しいストロングハイブリッドでもプロペラシャフトを頑なに使用し続けています。燃費性能向上だけを考えるならば、重いプロペラシャフトを使わないモーター方式の方が有利となります。

 ただし、走行性能やフィーリングなどを考えると、そういうわけにはいきません。プロペラシャフトを使った4WD技術は、スバルが長い時間をかけて磨き上げてきた、独自の技術が詰まっているのです。その技術があるからこそ、「4WDならばスバル」という名声を獲得できているのです。

 実際にスバルがアメリカで行った調査を見ても、スバルの4WD技術の評価・期待が高いことがわかります。北米のスバル顧客の多くは、冬季に降雪のあるスノーベルト地域、しかもオフロードを走る割合が特に高いそうです。アラスカやニューヨークなど、ざっくりとアメリカの北側です。

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ストロングハイブリッドの構造イメージ。プロペラシャフトありきのハイブリッドシステムだ(画像:スバル)。

 そうしたユーザーは、「安全機能」「4WD」「悪天候時の安定走行」「Fun to Drive」を理由にスバルを購入していると言います。「安全機能」はアイサイトや、衝突安全性能の高さが理由でしょう。そして、それ以外の「4WD」「悪天候時の安定走行」「Fun to Drive」は、すべてスバルが磨きあげてきた4WD技術が重要な存在となっています。そうしたユーザーの購入理由に「燃費」という文言はありません。

【ライバル車種と比較】スバルの“燃費”ここまでよくなる!(画像)

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