伝説のF-15試作機「全裸のイーグル」とは? マジで”全裸” さらにギラギラになった映像が公開される

お肌丸見えの機体。

上昇記録達成のために徹底的に軽量化

 国立アメリカ空軍博物館は2024年10月22日、公式YouTubeチャンネルでチタン合金むき出しのナチュラルメタル仕上げである「ストリーク・イーグル」の映像を公開しました。

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「ストリーク・イーグル」のコクピット付近(画像:国立アメリカ空軍博物館)。

 同機は、1975年当時の陸上機上昇時間記録を破るための機体として選抜された、F-15の試作機体です。記録更新のために、機体には徹底的な軽量化が図られており、上昇飛行のために不要な武装やレーダーなどのアビオニクスの撤去だけではなく、塗料も重さを軽減するために塗られておらず、チタン合金むき出しの状態になっています。

 この塗装されていない姿が、裸で人前を走り回る「ストリーキング」のようだということで、「ストリーク・イーグル」という愛称で呼ばれるようになりました。同機は当時F-4「ファントムII」とMiG-25の2機で独占されていた計8つの上昇関連の記録を1975年1月16日から2月1日の間に行われた実験で、全て塗り替え、F-15の性能の高さを誇示することとなりました。

 実験後「ストリーク・イーグル」は試作機であるため、内部構造やシステム運用の違いから、運用機としては採用されず、1980年12月にアメリカ空軍博物館に引き渡されており、2024年5月から常設展示機として一般公開されています。

 今回の動画では、博物館の屋内展示スペースに置かれるまでの様子が映っており、細部の改修を終え新品同様の状態になり、チタン合金むき出しで銀色に光る機体が確認できます。

【了】

【おう…光すぎ】展示エリアまで運ばれる全裸のイーグル(写真)

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