SF世界が現実に!?「三菱の無人戦闘機」は“脳みそ”搭載します 担当者を直撃したら「使い捨て」もありました

2024年10月に開催された「国際航空宇宙展」で三菱重工が新たな軍用無人機のコンセプト模型を披露しました。しかも2種類。どう違い、特徴は何なのか、担当者に聞きました。

無人機のキモとなるAI開発はすでに進行中

 世界各国で開発が進む無人戦闘機ですが、その開発でキモとなるのは機体といったハードウェアではなく、それを制御するAI(人工知能)技術にあります。

 一般的な無人機は無線や衛星通信を使った遠隔操作が基本です。しかし、無人戦闘機となると、戦闘中の状況の変化が激しいため操作が遅延する遠隔操作は不向きです。そのため、機体内部のAIが制御を行い、有人機からの指示を基にして戦闘します。このように、AIで飛ぶ無人戦闘機は、周辺状況や脅威に応じて自機ですぐさま判断し続ける必要がありますが、その指針となるアルゴリズムの開発は一朝一夕で完成されるものではありません。

 三菱重工業の担当者はAI技術に関して次のように説明してくれました。

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国際航空宇宙展2024の三菱重工ブースに展示された無人機のコンセプトモデル。手前が「戦闘支援無人機コンセプト」で、奥が「ARMDC-20X」(布留川 司撮影)。

「無人機開発においてAIはもっとも重要な技術要素のひとつとして考えており、弊社としては10年以上に渡って開発を行っています。開発についてもエンジニアだけで行うのではなく、チーム内に自衛隊OBの元戦闘機パイロットもおります。またAIを社有の小さな機体に搭載して、飛行試験を行うといったことも社内で行っています」

 今回展示された模型は、三菱重工業が提案したコンセプト模型であり、これらがそのまま開発されることはないでしょう。しかし、三菱重工業は防衛装備庁から無人機とAI技術に関する業務を受注していることから、その具体的な成果は遠くない将来に見られるかもしれません。

【了】

【ココがキモ!】遠目からじゃわからない、機体下部にある「目と耳」(写真)

Writer:

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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