史上初の実戦参加か? 米海軍「最新ステルス艦載機」漆黒の出撃シーンが公開! 自衛隊と共同演習も
なぜF-35計画で「C」型だけ実戦投入が遅れた?
最新鋭戦闘機というイメージのあるF-35ですが、「A」型と「B」型については、それぞれ2019年と2018年に初めて実戦投入されています。今回の作戦が「C」型にとって初めての戦闘任務ということであれば、「B」型の初の実戦参加から6年も遅れたことになります。
じつは、これには理由があり、「C」型はF-35開発計画の中で実用化が最も遅れていたからです。ゆえに、第一線部隊で運用が始まったのも2019年でした。開発が遅れた一番の理由は、艦載機として必須の空母着艦に利用するテールフックに問題が生じていたからで、そのためにテールフック自体を再設計したという経緯があります。
ちなみに、アメリカ海軍の戦闘機を題材にした映画『トップガン マーヴェリック』において、F-35Cがオープニング以外で登場しなかったのは、撮影が行われた2018年時点で、それに協力できるF-35Cと部隊がなかったのが理由のひとつと言われています。
いずれにしても、今回の作戦によってF-35の全モデルが実戦を経験したことになります。なお、F-35Cは新たに横須賀基地に配備されるアメリカ空母「ジョージ・ワシントン」の搭載機でもあり、11月13日に日本近海において自衛隊のF-2戦闘機や韓国空軍のF-15K戦闘爆撃機と編隊飛行する様子が公開されています。
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