『ガンダム』世界が現実に!? もはや「宇宙ケーブルカー」大手ゼネコンが語った建設期間は「意外と短い?」

ロケットやスペースシャトルよりも手軽に安全に宇宙に行ける乗りものに「宇宙エレベーター」があります。フィクションかと思いきや、建設大手の大林組では、しっかり研究を進めているとか。担当者にハナシを聞きました。

高さはなんと10万km !

 大林組の担当者によれば、同社が宇宙エレベーターの構想を発表したのは2012年で、具体的な設置の予定こそないものの、建設に必要な要素技術の研究は進めているそうです。

 宇宙エレベーターを実現するうえで一番のネックとなるのは、中核となるケーブルです。宇宙と地上を結ぶ9万6000kmもの長いケーブルを作った場合、自重を最低限に抑えるために極限まで軽く、それでいて自重に耐えられる強度に優れた素材が必要なのだとか。ただ、その相反する性能を兼ね備えたものは長らく存在しなかったため、実現はほぼ不可能だったようです。

 ただ、1991年に新素材として鋼の20倍の強度があるカーボンナノチューブが発見されたことで、宇宙エレベーターが理論上は実現可能なアイディアへと昇華。こうして、それまではSF世界の産物だったものが、実在する建設会社でも検討に値する現実的なプロジェクトになりました。

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「NIHONBASHI SPACE WEEK 2024」に出展した株式会社大林組のブース。宇宙エレベーター以外にも、月面開発などの展示があり、同社がさまざまな宇宙開発に関わっているのがわかる(布留川 司撮影)。

 全長9万6000kmにもなるケーブルの宇宙側の先端には「カウンターウェイト」と呼ばれる重りを付け、これによって地球の遠心力と重力の釣り合いを取ることで、ケーブルが地上から宇宙まで塔のように伸びます。

 建設にあたってはケーブルを地上から宇宙へ伸ばすことはできないため、ケーブル自体を高度3万6000kmの静止軌道上まで打ち上げ、そこから地上に向けて垂らすという方法が採られます。実際には静止軌道を起点にして、先端部は上昇しながら伸ばしていき、末端部分は地上に垂らすというのを同時に行うことで全長9万6000kmを実現するのだそう。ただ、ケーブルを伸ばすだけで約8か月もの長い時間が掛かるとのことでした。

 こうしてケーブルを設置したら、次に「クライマー」と呼ばれる建築機材を地上から上げていき、ケーブルを500回ほど補強して十分な強度を確保。そして70tの貨物を運搬できる大型クライマーによって重量物が運搬できるようになると、それを使って一気に4000tの資材を運んで高度3万6000kmの静止軌道上に宇宙ステーションを建設します。

【図だとわかりやすい!】これが宇宙エレベーターの構成図です(イメージ)

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コメント

1件のコメント

  1. 軌道エレベーターを作ると地球の自転が遅くなって止まってしまうので史上最大の環境破壊になってしまうでしょう

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