新・青春18きっぷ「3日間用でいける“北限”」とは? オプション券ほんとに使える? 存在する“限界突破テク” 【東京―北海道編】
2日目の北海道の“北限”とは?
函館着後にすぐの列車での移動をとると、11時06分発の函館本線で森着が12時28分。森での乗り継ぎ時間が約1時間20分あるので、ここで名物の「いかめし」を購入することもできます。森からは13時50分の函館本線長万部行きに乗り、長万部に14時56分着。ここが限界到達駅となります。
折り返し函館行き列車の長万部発は16時20分。かつて函館本線を跨いでいた温泉街への跨線橋が北海道新幹線の工事に伴いなくなってしまったため、歩くと片道約20分かかることにはなりますが、長万部温泉の旅館で日帰り入浴をしてくることができそうです。名物の「かにめし」を予約しておくのもいいかもしれません。
ちなみに長万部14時56分着の列車は函館12時35分発の列車です。青森から函館へ10時12分到着後に、朝市での食事や買い物に2時間以上の時間を確保することもできます。
長万部から戻る函館本線は、五稜郭着が19時21分。木古内行きの道南いさりび鉄道は五稜郭発が19時31分です。函館まで行ってしまうと乗り換えが間に合わないので注意しましょう。
3日目 青森から東京へ…「北海道&東日本パス」ならどうだった?
3日目。新青森を5時46分発、青森なら5時41発の奥羽本線の始発列車に乗車することで、その日のうちに東京へと戻ることができます。奥羽本線を秋田から横手へ、横手から北上線で北上へ、北上から東北本線を仙台へと向かうルートで、仙台には15時30分着。
仙台からは東北本線経由、常磐線経由ともに東京まで帰ることができますが、より早いのは常磐線経由で、仙台15時34分発で上野へ22時56分に着きます。
ちなみに、今回の北海道行きで「北海道&東日本パス」を活用した場合はどうだったでしょうか。
このきっぷは、新青森~新函館北斗の北海道新幹線に特定特急券を追加することで乗車できるため、1日目のうちに函館到着が可能です。4日以上の旅ができるなら断然こちらがお得です。
3日間の旅と考えると、時間効率がいいのは「北海道&東日本パス」、金額的には「青春18きっぷ」3日間用ですが、「北海道新幹線オプション券」を往復で利用すると考えると合計額は「青春18きっぷ+北海道新幹線オプション券2枚」が1万9000円、「北海道&東日本パス+特定特急券2枚」が1万9330円と、ほぼ差額はなくなります。
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