新・青春18きっぷ「3日間用でいける“北限”」とは? オプション券ほんとに使える? 存在する“限界突破テク” 【東京―北海道編】
フェリー活用で、より時間の余裕が生まれる
津軽海峡の移動に、かつての青函連絡船のような風情を感じられるフェリーを利用することを検討してもいいかもしれません。青森と函館の間には青函フェリー(8往復/冬季の片道最低運賃2200円)と津軽海峡フェリー(6往復/片道最低運賃2860~3420円)の2社が運行しており、所要時間は3時間40~50分。
それぞれフェリー乗り場は駅から離れているものの、料金を抑えた事前予約制の定額タクシーが用意されています。深夜の便を利用すれば船内泊となり、宿泊代を浮かせることにもなります。
往復フェリーを利用すると、函館8時18分発の函館本線長万部行きに乗車することで、2日目に函館本線(山線)の倶知安まで足を延ばせます。倶知安着が15時02分で倶知安発が16時53分と1時間51分の滞在時間となります。途中駅のニセコなら滞在時間2時間24分、比羅夫なら滞在時間2時間7分です。
また復路のみをフェリーにすることで、前述の長万部往復に、函館山ロープウェイなど函館の夜景観光を組み込むことができるようになります。
ちなみに、「北海道&東日本パス」で1日目に函館泊が実現しても、3日目に東京へ戻る場合は、2日目にアクセスできるのは倶知安まで。新函館北斗21時57分発の北海道新幹線最終列車で新青森または青森に戻っておく必要があります。
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