「冬はガソリンの減りが早い…」なぜなのか “何もしてないのに”ここまで燃費が悪くなる! 何したら良くなる?

暖気運転をやめると改善の可能性も

 燃費悪化を改善する方法ですが、実は「暖気運転」をしない方がいいという話があります。昔のクルマはエンジンが暖まっていないとうまく走行できないことがありましたが、現在では自動車メーカーも「暖気運転は不要」と明記していることも少なくありません。

この暖気運転は実は燃料消費もかなりのもので、5分間の暖機運転で、ガソリンが約0.16L消費されるというデータもあります。

 現在は、走行しながらクルマを温める「暖気走行」が主流の考え方といえます。ただし、エンジンが冷えた状態では回転数が上がりやすいため、走り始めはゆっくりと、急加速をしないことがポイントです。

 エアコンのこまめな切り替えも有効な手段です。車内を温めるだけならエンジンの熱を利用した、A/Cオフの送風だけでも可能ですが、車内の温度を快適に調節してくれる「AUTO」スイッチをONにしている方もいるかと思います。その場合、コンプレッサーが定期的に動き燃料を消費しているので、まずAUTOをOFFにし、窓が曇ってきたらA/Cをオンにして除湿機能を働かせるなど、適切に切り替えるのがよいといえます。

 ほかには「タイヤの空気圧をチェックする」「オイルをこまめに交換する」などのクルマの整備に関する対策もあります。近年は、ガソリンの価格も高騰しており、給油をする際の値段も気になるところ。少しでも燃費はよくしておくにこしたことはないでしょう。

【了】

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