寝台特急「富士」復活運転 「ブルトレブーム」再現か

立て続けに寝台特急が発車していた「ブルトレブーム」時の東京駅

 1970年代の「ブルトレブーム」時、東京駅は夕方になると九州方面へ向かう寝台特急が立て続けに発車。青で統一された長い14両の編成、ホームに鳴り響く遠隔地の駅名、その写真を撮る子供たちで、東京駅の東海道本線ホームは華やぎました。

 1978(昭和53)年10月のダイヤでは、夕方になると次のようにブルートレインが東京駅を発車しています。

16:30 寝台特急「さくら」長崎・佐世保行き(長崎11:40着・佐世保11:31着)
16:45 寝台特急「はやぶさ」西鹿児島(現・鹿児島中央)行き【熊本経由】(14:42着)
17:00 寝台特急「みずほ」熊本・長崎行き(熊本11:23着・長崎12:11着)
18:00 寝台特急「富士」西鹿児島(現・鹿児島中央)行き【大分経由】(18:24着)
18:20 寝台特急「出雲」1号 浜田行き(9:54着)
18:25 寝台特急「あさかぜ」1号 博多行き(10:53着)
19:00 寝台特急「あさかぜ」3号 下関行き(10:27着)
19:25 寝台特急「瀬戸」宇野行き(6:03着)
20:40 寝台特急「出雲」3号 出雲市行き(11:40着)
20:40 寝台特急「紀伊」紀伊勝浦行き(7:19着)※「出雲」3号と名古屋まで併結運転

 ブルートレインは現在、新幹線や航空機といった移動手段の発達で役目を終え、次々に引退。東京駅からは2009(平成21)年3月13日発車分をもって、姿を消してしまいました(ブルートレインではない寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」は現在も運転されている)。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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コメント

5件のコメント

  1. 「寝台特急ガー寝台特急ガー」 と残念がっていた者たちの何割が実際に 夜間の移動手段として夜行列車(ブルートレイン)を利用していたのだろうか。

    ブルートレイン廃止みたいにならないよう、 

    「夜は遅めに出発し朝早く着く」

    という夜行移動手段本来の商品価値が発揮できる夜行列車復活を望む。そのためには、深夜時間帯(0~6時)以外の時間帯は高速で運航できダイヤ設定が柔軟に出来る 新幹線を用いた夜行列車 のほうが夜行列車を運行できる余地はある。
    全国的にフル規格新幹線網が整備されると より 鉄道による夜行移動手段 の復活の可能性が高まるだろう。(整備新幹線フル規格整備の是非の論争は別として、新幹線のほうが夜行列車を運行しやすい要素がある、と言っているだけだ)

    • 東京・博多間の出張で、私は「サンライズ(岡山or姫路乗継)新幹線」のルートを使う事が結構あります。上り下りとも飛行機の最終便より遅く出発、初便より早く到着が可能ですから。これが新幹線で一気通貫になると便利なんですがね。新幹線も0時から6時を一律運転不可にするのではなく、例えば160キロ程度に速度制限すれば運転可にでも緩和してもらいたいところです。技術の進歩や防音対策により騒音レベルは昔より間違いなく低減されてると思うし。
      尤も現在の規制でも夜行の運転は可能です。東京発2130新大阪着2400の後新大阪に長時間停車して0600発、博多着0830のようなダイヤを組めば良いんですから。但し東海と西日本にはそんな考えは微塵も無いと思いますが(笑)

  2. いや、ないね寝台客車の復活は、今のご時世でそれを求めている人の需要がない、寝台客車特急の復活など鉄道オタクぐらいしか求めていないよ

  3. 夜行列車が現役の頃は、よく使っていたので復活されればまた使うと思うけど、経営側からすると1人ベッドに寝かすよりも、その空間に複数人座らせた方が儲かるだろうから、今までのような夜行列車はまず復活しないだろうね。

    このご時世、週末に臨時の夜行でも走らせれば、寝台券はすぐにでも完売しそうなのに、そういう企画が全然無いところを見ると、やっぱり鉄道会社としてのうまみはないんだろうな

  4. 非定期で運行すれば良いのに
    乗る側は最新の快適性なんて求めてないから、車両が古かったり
    時間がかかったり、定時制が確保されてなくても文句は言わないよ