臨時化される寝台特急「北斗星」、8月まで週3往復程度の運転を継続 ダイヤ改正以降、定期夜行列車はわずか3種類に

2015年3月14日のダイヤ改正で臨時列車化される最後のブルートレイン「北斗星」について、4月以降の運転計画が発表されました。運転本数が激減するのではという見方もありましたが8月までは週に3往復程度、引き続き運転される計画です。ただ夜行列車の将来については引き続き不安要因が存在しており、今後の去就が注目されます。

風前の灯火になった夜行列車

 JRで唯一残る急行列車の「はまなす」(青森~札幌)については、定期列車のため基本的に毎日運転されますが、青函トンネル区間で実施される北海道新幹線開業に向けた総合的な検査・試験および訓練運転などに伴い、期間中に上下合計で18本の列車が運休。また青森行きの上り列車は、函館~青森間で時刻変更して運転する場合があるとのことです。

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JRで最後の急行列車になった「はまなす」(2007年12月、恵 知仁撮影)。

 これら「カシオペア」「北斗星」「はまなす」の3列車は、本州と北海道を結ぶ青函トンネルを通過します。しかし青函トンネルでは現在、2016年春の北海道新幹線開業に向けた準備を行っており、新幹線開業後は3列車のけん引に現在使用されている機関車が使えなくなります。そのためこの3列車の去就は鉄道ファンの大きな関心事になっています。

 「北斗星」については臨時化されたのちも比較的多い本数が運転されますが、8月で廃止という報道があるほか、「カシオペア」と「はまなす」についても発表されていない10月以降どうなるか、状況が不透明であることは変わりません。夜行列車が遠距離の主な交通手段だった時代はとうの昔に過ぎ去り、毎年のように減少、「風前の灯火」になっている現在、これら数少ない夜行列車の行方が注目されます。

 2015年3月14日のダイヤ改正以降、日本国内で毎日運行される夜行の旅客列車は急行「はまなす」と寝台特急「サンライズ瀬戸」(東京~高松)、「サンライズ出雲」(東京~出雲市)のわずか3列車のみです。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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