引退迫る特急「はくたか」 いまそれを経験すべき2つの理由

2015年3月14日の北陸新幹線金沢延伸開業に伴い、消えていくものもあります。なかでも在来線特急「はくたか」の引退は大きく、今後その列車と同じ体験をするのは難しいかもしれません。在来線最速の列車であり、車内の気圧が急激に変化するといった、その列車ならではの特徴があるからです。今回、実際に「はくたか」へ乗車してその速さを体感し、車内の気圧がどのくらい変化するのか計測してきました。

車両紹介に「耳ツン対策」がある意味

 列車がトンネルへ進入すると、気圧の変化で乗客が耳に違和感を覚えることがあります。俗に「耳ツン」と呼ばれる現象です。

 特急「はくたか」が160km/h運転を行う北越急行ほくほく線は、駅などでしか列車がすれ違えない「単線」です。そのためトンネルの穴の大きさが、線路が上下2本ある「複線」より狭くなっています。また同線は全長約10.5kmの赤倉トンネルなど長いトンネルが多いほか、7割近くがトンネルです。

 この「高速走行」「狭くて長いトンネル」というのは、列車がトンネルへ突入した際に気圧変化をより大きくさせる要因で、すなわち「耳ツン」の発生を増加させる恐れがあります。

Large 20150222 01
全線単線の北越急行ほくほく線。また特急「はくたか」廃止後、その北越急行車はJR西日本へ移籍する(2013年8月、恵 知仁撮影)。

 そのため北越急行ウェブサイトにある特急「はくたか」の車両紹介には「耳ツン対策」という項目が設けられており、その車両には急激な気圧変動を防ぐ吸排気口が備えられていること、新幹線車両のように乗降用ドアを押し付けて気密性を高める構造を採用していることが説明されています。

 しかし、それで気圧変動がゼロになっているわけではありません。はたして狭くて長い単線トンネルに高速で突入した場合、どのくらい車内の気圧は変化するのでしょうか。「iPhone6」の気圧計測機能を使い、調べてみました。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス