首都高C2の渋滞 特効薬は入口封鎖

3月7日に全通した首都高C2中央環状線。ネットワークの充実により渋滞も減少していますが、大橋JCTでは渋滞がさらに悪化。その原因には3号渋谷線下りの「トリプルパンチ」があるようです。首都高もこの対策に動いていますが、それ以外にも、大きく渋滞を緩和させる特効薬があります。

3号渋谷線、渋滞トリプルパンチ

 2015年3月7日(土)、C2中央環状品川線が開通し、首都高のネットワークは大いに充実して渋滞も減少していますが、一方で局所的に渋滞が悪化しているポイントがあります。

 そのひとつが大橋JCTです。そしてこれには、3号渋谷線下りの池尻入口からの流入台数の多さも関係しています。

 2013年度のデータによれば、3号渋谷線下り池尻入口の利用台数(平日平均)は8200台/日。首都高でも指折りに利用の多い入口です。下り本線の通過台数が約5万1030台/日ですから、池尻入口で交通量は一気に16%も増えているわけです。

 つまり3号渋谷線の下りは、まず大橋JCTで1万6610台/日のクルマが合流し、直後の池尻入口から8200台/日が合流していじめ抜かれた末、上り坂のサグに見舞われるという、トリプルパンチによって渋滞しているのです。

 首都高はこの対策として、今年2月にLEDの光で速度低下を防止するエスコートライトを設置。これで渋滞量は13%減少しました(速報値)。

Large 20150329 ikejiri 01
首都高が検討している3号渋谷線の渋滞緩和策。池尻入口の位置を変更し、池尻入口~三軒茶屋出口間のみ3車線化(画像提供:首都高速道路)。

 また、4年後を目標に3号線に渋谷入口を新設することで、池尻に集中している流入車両の分散化が図られる予定です。さらに将来的には、池尻~三軒茶屋間の大規模再構築(造り直し)に伴って、現在の池尻入口と出口の位置関係を逆転させ、下り線の池尻入口~三軒茶屋出口間のみ3車線化する計画も進めています。加えて外環道東京区間が完成すれば、大橋JCTの渋滞は大幅に緩和されるでしょう。

 しかし、これらが完成するのは4~13年後。それまでひたすら我慢しろと言うのも殺生な話です。ただちに打てる対策はないのでしょうか。

最新記事

コメント

Leave a Reply to なべっち Cancel reply

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

2件のコメント

  1. 池尻入口の閉鎖には反対です。理由は、渋谷線下りの入り口が池尻以外存在しないからです。その先の入り口は東名の東京インターで、その手前の入り口は谷町ジャンクションまで全くありません。

    下りの入り口(上りの出口も)が六本木か西麻布あたりにあったら便利だろうと、常日頃から思っています。

  2. 首都高3号、渋谷線は使い物にならない。一般道で池尻から入るにも、246号が込んでいる。そこで、いい抜け道あり。山手通りから、目黒川の側道を通り、246号に出る。246号の信号が赤になれば、歩行者、無法自転車に注意して、246号下り線を横断、すぐに、池尻入路に入れる。お試しあれ。