新「トワイライト」、「疲れない」が料理のポイント

5月16日から新たに運行が始まった“特別なトワイライトエクスプレス”。その食堂車で提供される“特別”な料理を試食することができました。豪華列車の料理、いったいどんな内容なのでしょうか。また、どんなコンセプトで作られているのでしょうか。背景には乗客へ様々な配慮がありました。また以前の「トワイライト」のイメージを盛り込めないか、最後まで苦労したといいます。

料理のポイントは「疲れ」

 朝食は野菜を中心にしたヘルシーな洋食で、少しずつたくさんの種類を提供。ただ、おかわりも可能といいます。

「やはり2日目の朝食ではお客様の体調も変わってくると思います。そこで量の調節をお客様がしやすい形でご提供することで、どなたさまも召し上がりやすいようにしました」(ジェイアール西日本フードサービスネット、伊福部さん)

 卵料理やハムなどもありますが、ベースは野菜で統一。そして少量多品種、おかわり可能にすることで、朝は食の細い人でも、朝から元気な人でも満足できるようにした具合です。その内容を以下に挙げます。

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野菜が中心のヘルシーな朝食。オリジナルジャムは持ち帰りもOK(2015年5月13日、恵 知仁撮影)。

フレッシュジュース 野菜ジュース

新鮮野菜のサラダ

田舎風野菜スープ

温野菜プレート

スクランブルエッグ

ハム

ヨーグルトと自家製グラノーラ

トワイライトオリジナルジャム

スパイスクッキー

パン

オリジナルブレンドコーヒー

 この“特別なトワイライト”の料理を考えるにあたり最も留意した点について、ジェイアール西日本フードサービスネットの伊福部さんは「お客様が食べ疲れないこと」を挙げています。1泊2日で4回提供される料理。それを食べることに疲れてしまわないよう、なるべく胃に優しい、ソフトな食事で統一したとのこと。確かに記者が実際に料理を試食し、共通して感じたことのひとつに、「後味の軽さ」があります。ブイヤベースの濃厚な海老でも同様で、疲れにくそうな印象でした。

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