新「トワイライト」、「疲れない」が料理のポイント
盛り込みたかった「トワイライト」のイメージ
2回ある昼食のうち、1回目のメニューは以下の通りです。「ざる豆腐」も料理長が食堂車の厨房で作り、温かい状態で提供されます。
海老湯葉団子
明石産穴子の押し寿司
生麩田楽
自家製ざる豆腐
真名鰹西京焼 酢取り茗荷
白味噌仕立て 雲丹真蒸 三つ葉 青柚子
自家製漬物盛り合わせ
ご飯
果物(さくらんぼ(佐藤錦)、びわ)
昼食は2日目にもう1回ありますが、こちらは苦労したようです。
「『トワイライト』のランチタイムといいますと、やはり洋食のイメージが強かったので、
最後までその方向性で試作を重ねてきたのですが、やはり4回の食事の一番最後が重たいと『しんどいよね』という話になりました」(ジェイアール西日本フードサービスネット、伊福部さん)
大阪と札幌を結んでいた「トワイライト」のランチは、オムライスが一番の人気メニューだったといいます。しかし「食べ疲れ」などを考えると難しく、最終的に軽い和食を籠盛りで提供することにしたそうです。
この2回目の昼食については今回、試食することはできませんでしたが、牛タンやにゅうめん、焼き魚などが用意されており、お酒と一緒でも楽しめる構成とのことでした。
さて、この沿線の美味を味わえる“特別なトワイライトエクスプレス”。はたして料金はどれくらいなのでしょうか。
この列車は旅行会社専用の団体列車として運転されるため、乗車には旅行会社へ申し込む必要があります。5月16日(土)発の、“特別なトワイライト”一番列車を使った日本旅行(おとなび)のツアーの場合、大阪駅から下関駅までの「トワイライト」乗車、長門湯本温泉での宿泊(2名1室)、山口県内の観光、昼食、新山口駅から新大阪駅までの新幹線グリーン車がセットになって、大人ひとりの基本代金が「ロイヤル」利用の場合は30万円、「スイート」は35万円です。
【了】
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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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