東京のコロッセオ、大橋JCTで小学生が田植え 泥の感触に男子興奮、女子は

男子は積極的、女子は及び腰?

 昭和初期の目黒付近には斜面林や小川、池、田んぼが広がっていたといい、大橋JCTの上にある「おおはし里の杜」は、それを再現。雨水を使った「目黒川」が流れ、池にはメダカが泳ぐなか、子どもたちは経験したことのない田んぼのヌルヌルした感触に興奮しながら、苗を植えていました。

 その際、男子はわれ先にと田んぼへ賑やかに入って「ひとりずつ入ってね!」と大人から言われていたのに対し、女子は足へまとわりつく泥の感触に「うわー」と、最初は比較的及び腰のだったのが印象的でした。男子のなかには、顔まで泥だらけになった子も。

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コロッセオ風にデザインされた大橋JCTの壁面。この内部に道路が走っている(2015年6月2日、恵 知仁撮影)。

 植えた稲は今後、7月に「観察会」、9月に「稲刈り」、11月に「脱穀」、12月に「収穫祭」を行い、その味を楽しむとのこと。子どもたちは「すごく良い体験になると思う」「実るのが楽しみ」と笑顔で話していました。

 ちなみに「おおはし里の杜」にはメダカやカワニナのほか、トンボやバッタ、コオロギなどもいるそうです。しかし昆虫は、そこへ人為的に放したものではないのだとか。この「おおはし里の杜」があるのは地上30m。トンボはともかく、バッタやコオロギはどうやってそこへ来たのでしょうか。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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