iPadとエアバスのアプリを導入 その効果は Peach
PeachがiPadとエアバス社のアプリ「FlySmart with Airbus」を導入し、運航に役立てると発表しました。どのようなもので、どのような効果があるのでしょうか。
コックピットでiPadを活用
LCC(格安航空会社)のPeach Aviationは2015年7月8日(水)、エアバス社がiPadやタブレット端末用に開発した「FlySmart with Airbus」を導入すると発表しました。
この「FlySmart with Airbus」は、電子化されたマニュアル類をタブレット端末で閲覧できるほか、最適な離着時の機体性能を算出できる計算ソフトが組み込まれており、Peachはエアバス社の全面的なバックアップのもと、本格的な導入を進めているといいます。なお、ソフトバンクモバイルの協力によりiPadを導入し、このシステムを運用する予定で、実現すれば日本の航空会社では初めてのことになります。
Peachはその導入効果について、「規定やオペレーションの変更に迅速に対応できるほか、離着陸性能計算ソフトの活用により、機体重量に応じた安全かつ効率的な離陸性能の算出や、上空のコックピット内でリアルタイムの滑走路の状況や気象情報をもとに最適化された着陸性能にてオペレーションが可能となり、安全かつ高品質なオペレーションが期待できる」としています。
また環境面においても、コックピットに搭載されている膨大な量の紙マニュアルを電子化することにより機体への負担が軽減され、燃費の向上とCO2排出量の削減が実現できるそうです。
【了】
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