F-35B、初期作戦能力を獲得 岩国基地配備へ

アメリカ海兵隊は7月31日、新鋭戦闘機F-35Bが「初期作戦能力」を獲得した――すなわちF-35Bを実用化すると発表。2017年から岩国基地へ配備される予定です。しかし実用化されたとはいえ、F-35はまだ能力を100%発揮できていません。なぜそのような状況で実用化されたのでしょうか。

2018年が予定されている「完全作戦能力」獲得

 今回、初期作戦能力を獲得したF-35Bは、「ブロック2B」と呼ばれるソフトウェアを有しています。このブロック2Bでは、「完全作戦能力(FOC)」達成時の87%のソフトウェアを実装。限定的なデータリンク能力、AIM-120「AMRAAM」視程距離外空対空ミサイル及び「JDAM」GPS誘導爆弾、「ペイブウェイII」レーザー誘導爆弾の運用が可能で、基本的な対地攻撃能力及び最低限の空中戦能力を持ちます。

 2016年には89%が実装された「ブロック3i」ソフトウェアの実用化が見込まれており、この段階でF-35Aが米空軍において初期作戦能力を獲得する予定です。使用可能な武装はブロック2Bと違いありません。この年からは航空自衛隊のF-35A導入も始まります。

 そして2018年の「ブロック3F」ソフトウェアにおいて新型のAIM-120D、AIM-9X「サイドワインダー」短射程空対空ミサイル、機関砲、SDB(小直径爆弾)の運用能力が付加され、F-35A/Bは「完全作戦能力」を獲得します。また、米海軍型F-35Cが初期作戦能力を獲得する予定です。

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主翼下にAIM-9X「サイドワインダー」、胴体下に機関砲ポッドを搭載するF-35Bの技術開発2号機。これらの武装の運用能力実装は後回しにされている(写真出典:米海兵隊)。

 F-35A/B/C型の初期作戦能力獲得年がそれぞれ異なっているのはもっぱら軍の事情で、米海兵隊は垂直離着陸機AV-8B+「ハリアーII」の老朽化からすぐに後継機を必要としたため、ある程度能力が制限されることを承知で、ブロック2Bで実用化に踏み切りました。

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コメント

1件のコメント

  1. 岩国に海兵隊のB、三沢に空自+空軍のA、厚木に海軍のCと数年で日本は世界最高クラスのF-35密集地帯になる。

    全タイプ1ヵ国で見れるのは米国以外では日本だけ。

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