近年多い観光列車が開発背景に 総研式レール凹凸連続測定装置

鉄道総研が「総研式レール凹凸連続測定装置」を開発、製品化。その背景には近年、各所で多く運転されている観光列車の存在がありました。

変に摩耗していくレール

 公益財団法人の鉄道総合技術研究所(鉄道総研)は2015年11月2日(月)、レールの微細な凹凸を簡易、かつ正確に、連続して測定できる「総研式レール凹凸連続測定装置」を開発、製品化したと発表しました。

 鉄道総研によると、これが開発された背景には近年、鉄道各社において運行が盛んになっている観光列車の存在があるといいます。

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「レール波状摩耗」の例(上)と「総研式レール凹凸連続測定装置」(写真出典:鉄道総研)。

 レールは、車両の通過に伴って摩耗します。特にカーブでは、レールの上面に周期的な凹凸が形成されることがあります。これを「レール波状摩耗」といい、深さが1mm以下の微少なものでも、車両が走行したときに騒音や振動の発生源になるとのこと。

 こうした「レール波状摩耗」などレールに発生した凹凸は、特に様々な観光列車が運行されている現在、車内快適性向上の観点からきめ細やかに管理していく必要があることから、この「総研式レール凹凸連続測定装置」の開発に至ったといいます。

「総研式レール凹凸連続測定装置」は手押し式で、測定現場まで容易に運搬できる、線路上を手で押すことで連続してその凹凸を測定できる、状態を即時に評価・分析できるといった特長があり、従来の目視や、簡易な装置を用いた測定と比較し効率的、そして正確に摩耗の状況をチェックすることが可能。12月1日から、製作の受け付け開始が予定されています。

【了】

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