誤爆なぜ起こる? 多くは「正確な誤爆」

ハイテク兵器による「誤爆」で、無関係の民間人に被害が出たという報道が後を絶ちません。現代の爆弾やミサイルは精密に標的を狙えるはずなのに、どうして誤爆が発生してしまうのでしょうか。ただロシア軍の場合は、事情がまた異なるようです。

誤爆の多くは「正確な誤爆」

 無人機から戦闘機、爆撃機にいたるまで広く搭載され、使われているアメリカ製の誘導爆弾「エンハンスド・ペイブウェイII」。この爆弾は、測位衛星を用いてあらかじめセットされた座標へ誘導される「GPS誘導」ないし、レーザー照射された地点へと誘導される「レーザー誘導」、いずれかの方式を選択できます。

 その精度はカタログ上において「直径9mの円内に50%が命中」するとされていますが、ある訓練においては、F-16戦闘機より投下された39発の「エンハンスド・ペイブウェイII」が全て直径2mの円内に着弾。適切に投下さえすれば、目標をほぼ100%破壊可能といえる高い信頼性を誇ります。

 実は、誤爆の根源はこの「適切に投下」することが極めて難しいという点にあります。

 例えば、ある諜報機関が「いま、A市のBホテルにISISの幹部が集まっている」という情報を得たとしましょう。航空作戦司令部は、A市に最も近い空域で待機中だった有志連合の戦闘機ないし無人機を呼び出し、Bホテルを攻撃せよと作戦任務を与えます。

 有志連合の戦闘機・無人機は国籍を問わず、同一のデジタルネットワークを通じて情報を共有しています。そして戦闘機か無人機かを問わず、パイロットはネットワーク経由で司令部からホテルの位置座標を受け取り、「エンハンスド・ペイブウェイII」に情報をセット。その地点を「赤外線前方監視センサー」によって映像で確認した上で、投下します。

 全てがうまく行けば、諜報機関がISIS幹部らの集会情報を得てから数分以内にBホテルは破壊されるはずです。しかし、ISIS幹部が集まっているという情報が意図的に流出された偽物であったとしたならば、どうでしょう。またはBホテルの所在を示す地図が古く、実際は別の場所に移転していたとしたならば……。

 こうした様々な理由によって標的そのものが間違っていた場合、精密爆撃によって「正確な誤爆」が生じることになるのです。

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コメント

5件のコメント

  1. 「正確な誤爆」ってタイトルが誤解を生みそうだが、つまるところ「弾丸(爆弾)は正確に目標をとらえた。ただし目標設定そのものが誤りだった。」ということなんやな。

    記事の指摘通り、この部分での「誤り」の原因には、そもそもの情報が誤りの場合とか、情報評価の誤りだとか多段階の錯誤機会があるから、人間であろうとどこまでも機械化(コンピュータ化)しようと、絶対にはゼロにならんだろうな。

    • Thanks for the great info dog I owe you bitiggy.

    • It's imtpearive that more people make this exact point.

  2. このライターさん、ちょっと言いたいことがブレすぎじゃないかね?

    もう少し落ち着いて整理して書いて欲しいところ。さもなくば誤解する人がふえる

  3. ごめん。少し意味がわからない。アメリカ側は精密誘導兵器を使えるから民間人の犠牲が少なく、ロシアは絨毯爆撃をしているから無関係な犠牲者が多い?多分そもそもスターリングラードやベルリンを戦い抜いて、世論を気にしていないロシアと、世論を気にしないと生きて行けないアメリカとでは考え方が違う。

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