場所は極秘!大阪にある「新幹線の超重要な施設」とは 年1回だけ東京から“引っ越し”実際に見てみた

東海道・山陽・九州新幹線は、東京にある「総合指令所」で運行管理が行われていますが、万が一災害などで使用できなくなった事態に備え、大阪市内にも予備の「第2総合指令所」が設置されています。

新幹線の総合指令を「年に1回だけ」大阪で実施

 東海道・山陽・九州新幹線は、東京にある「総合指令所」で運行管理が行われています。ここは新幹線に関わる全ての情報が集まる「頭脳」と言える場所ですが、万が一災害などで使用できなくなった事態に備え、大阪市内にも予備の「第2総合指令所」が設置されています。

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東海道新幹線の車両(写真AC)。

 この第2総合指令所は1年に1回だけ、訓練で実際の列車制御を担当します。毎年自然災害が少ない12月上旬が選ばれており、今回も12月7日(土)に報道公開されました。どのような場所なのか、実際に見学してみました。

 第2総合指令所の場所は「大阪市内」ということ以外、完全に社外秘。正確な位置は公表されていません。設備は東京の総合指令所と同等で、各装置類は常に電源が入った待機状態にあります。平常時に全く使用されていないわけではなく、指令員や保守要員の教育訓練のほか、設備を改良した際の確認試験などで使われることもあるそうです。

 第2総合指令所は、1995年に発生した阪神淡路大震災を受けて整備されることになり、1999年2月から運用を開始しました。2011年3月に九州新幹線が全線開業した際には、東京の総合指令所に九州新幹線を統括する指令員が増員され、運行を監視する表示板が新設されたことを踏まえ、第2総合指令所にも同様の設備が設けられています。これで東海道・山陽・九州新幹線を走る全列車の運行を一元的に管理できるようになり、現在に至ります。

 仮に東京の総合指令所が使用できなくなった場合、東京から指令員を移動させてくるわけではありません。西日本各地にいる指令員の経験者が駆け付け、直ちに第2総合指令所へ機能を切り替えるのです。

 大阪から訓練で列車制御を行うのは、今回で25回目とのこと。幸いにして、東京の総合指令所に代わる“本来の目的”で使われたことは、まだないそうです。今回は、総勢115名(JR東海から78名、JR西日本から32名、JR九州から5名)が指令室に集まり、東海道・山陽新幹線524本の運行管理が行われました。

【画像】スゲエエ!これが大阪にある「新幹線の超重要な施設」です

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