「新宿ターミナル基本ルール」策定 バラバラの案内サイン統一へ

新宿駅における案内サインの統一や、バリアフリー整備などの具体策をまとめた「新宿ターミナル基本ルール」が発表されました。

デザインや表記がバラバラの案内サイン

 東京都や鉄道会社などで構成する新宿ターミナル協議会は2016年4月1日(金)、新宿駅の案内サイン統一やバリアフリーに関する整備などの具体策をまとめた「新宿ターミナル基本ルール」を発表しました。

 コンセプトは「わかりやすく、人に優しく、もっと便利なターミナル」。「利用者本位のターミナル」の実現に向けて案内サインの改善、バリアフリーの推進、サービスの向上に取り組むとしています。

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「新宿ターミナル基本ルール」に基づく案内サインのイメージ(画像出典:東京都)。

 現在、新宿駅で掲げられている路線や出口、現在地などを示す案内サインは、事業者によって表記やデザインがバラバラですが、これを基本ルールに基づいて統一。各言語の表記やピクトグラム(絵文字)が整理されるとともに、文字の大きさやレイアウト、色使いなども揃えられます。

 また、西口地下広場や南口、東口地下通路など駅の主要エリア8カ所を「結節空間」として設定。現在地や目的地の案内サインに反映させることで、利用者が駅構造を概略的に把握できるようにします。

 このほか、おもな乗り換え動線を対象にしたバリアフリー設備の整備や、視覚障害者誘導ブロックの設置を推進。共通マップの継続的な配布や多言語対応も含め、「できることから順次実施していく」としています。

【了】

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