熊本大地震21分後にF-2発進 何も見えない戦闘機、災害時になぜ飛ぶ?

2016年4月14日に熊本県で発生した大地震において、真っ先に離陸した自衛隊機はF-2戦闘機でした。これには阪神淡路大震災の教訓が活かされています。

あの大災害を教訓に、体制を確立した自衛隊

 本格的な情報収集は、後続の航空機の役割です。UH-60J、P-3C、U-125Aは戦闘機よりも低速かつ低い高度で、赤外線前方監視装置を用いたより精密な情報収集が可能であり、UH-1Jは、リアルタイムで地上部隊や首相官邸さらには一般家庭のTVにまで送信可能な映像伝送システムを搭載しています。これらの航空機もまた災害派遣に備え、24時間の緊急発進体制「15分待機」を維持しています。

 ちなみに、写真偵察機OP-3CやRF-4Eは緊急発進体制を維持しておらず、発進に数時間を要しますが、可視光や赤外線カメラ、レーダー等によって非常に広い範囲を一度に情報収集することができます(ただし、本記事執筆中においては離陸したという情報はありません)。

 以上のように自衛隊では初動からいくつかの段階を経て、より詳細な情報収集を行えるよう備えていますが、これは1995(平成7)年に発生した阪神淡路大震災の教訓によって確立されました。

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コメント

15件のコメント

  1. 中国もロシアも、日本の顕著な災害発生の最中こそ、日本の防衛能力(遅れなどで動揺)をスクランブルの姿をみて、データ収集していることは想像できると思うが、今回の事例においても排除できないと考える。そういう姿勢を国外的に封じることも自衛隊のミッションであると思う。

  2. 別にいいじゃん

  3. F-35のセンサーにそんな用途もあったとは。なるほど。百聞は一見にしかずで、有効な情報が早い段階で得られて、適切な支援に繋げられそう。

    ちなみに、中越地震などでもF-2なりF-4なり飛んだんでしょうか?

  4. 使えるものを全て使い

    情報を集める。

    初動の必要性は、全てに勝ります。

  5. せっかく自衛隊は頑張っていても、政府自体の初動がうまくいっているとは全く思えないけどね。

  6. 東日本・・11分後発進。やはり、出てはいたんですね。

    でも、広いから白波のない海、リアルに官邸に伝えられても、大津波、判断できなっかたのかなー。

    余計ですが、先人たちが、毛筆や18メーター記し、で伝えていたのに・・、「逃がさなかった」自治体が甘かった。

  7. >F-4E/J 680さま

    百里基地新選組隊長機の、

    カン&クリの機体ナンバーですね!!

    “初動の必要性”“情報を集める”から判断して、F-4E/J 680さんは栗原二尉でしょうか?

  8. これは良記事。もっと自衛隊の国内への活躍を周知すべき。

  9. 阪神淡路大地震の時は、翌朝、AH-1(アパッチ)の様なヘリが神戸市(少なくとも、灘、東灘区)上空を低高度(概ね300フィート)で飛行し、数百メートル毎にホバリングして、その場で360度旋回し、あたかも全周写真を撮っているような行動を取っていました。

    その後、1時間ほどしてから、2 台人組の二輪の偵察隊と思われる迷彩仕様のバイクが、何組か通過し、さらにその後、5人程度のグループ(一個小隊規模?)の自衛官が、山方面に向かって通過して行きました。

    私の家の救助活動(祖母が倒壊家屋の下敷きになっていて、自分達で居場所は確認していた)に手を貸してくれたのは、東京消防庁・渋谷?新宿のレスキューの方々でした。柱の下にいたので、家族だけでは引き出せなかった時、祖母の遺体を出してくれました。

  10. 戦争ではなく国民の安全を守るための道具に使って欲しいね

    • 専守防衛が基本である自衛隊にとっては戦争も「国民の安全を守るため」に他ならないが、それでも戦争を否定するとはこれいかに。

    • 災害時にこうして国民の安全のために使ってるのになぜ戦争にしか使ってないように言うのか…

      戦争に使うにしても自衛隊は国民を守るため防衛の為に戦うのに…

    • 自衛隊はおれ達を守ってくれているんだよそういう事を考えていっているの

  11. 阪神淡路大震災では、要請を待たずに地震の第一報後に自衛隊機(非戦闘機?)が最初に動いて上空を飛んだいう読売新聞記事を記憶しています。

    2021年2月の福島・宮城(震度6強)地震でも,こちらは戦闘機2機が飛んだとの報道もありましたが、いずれにせよ自然災害時に戦闘機を緊急発進させることは、それ自体が日本の国防体勢に影響がない事実をすぐに相手国に示す意味で重要な任務だと思います。

  12. この前の地震でも小松からF15飛びましたね

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