「激セマ!」「激レア!」 西武バスの“ある意味名物”な2路線が廃止へ 片や大人気、片や本数極少 どんな影響が?
西武バスは2025年3月末で、練馬区内の大泉学園駅北口~大泉桜高校~長久保線と、都県境をまたぐ箱根ケ崎→小手指南口線を廃止すると発表しました。これらはどんな路線で、廃止にあたりどのような影響が出るのでしょうか。
バス空白地帯は生じる?
筆者(柴田東吾:鉄道趣味ライター)が2024年末、「小手03」を利用した時は、廃止を惜しむバスファンの利用を除くと、他路線からの重複区間での利用が大半で、狭山ヶ丘や小手指に向かう乗客ばかりでした。
一方、「泉38」を利用した年末の時点では、小型のバスに20人近くが乗車して混み合うほどで、廃止が惜しまれます。
今回の廃止は乗務員不足をはじめとして、「小手03」では利用状況、「泉38」では車両の老朽化も理由とされています。両系統ともに代替の移動手段は確保されていますが、住宅街の狭いところまで分け入っていく「泉38」は前出の通り、代替となるバス停まで距離が生じるケースがあります。
Writer: 柴田東吾(鉄道趣味ライター)
1974年東京都生まれ。大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。JR線の2度目の「乗りつぶし」に挑戦するも、九州南部を残して頓挫、飛行機の趣味は某ハイジャック事件からコクピットへの入室ができなくなり、挫折。現在は車両研究が主力で、技術・形態・運用・保守・転配・履歴等の研究を行う。鉄道雑誌への寄稿多数。資格は大型二種免許を取るも、一度もバスで路上を走った経験なし。
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