「激セマ!」「激レア!」 西武バスの“ある意味名物”な2路線が廃止へ 片や大人気、片や本数極少 どんな影響が?
西武バスは2025年3月末で、練馬区内の大泉学園駅北口~大泉桜高校~長久保線と、都県境をまたぐ箱根ケ崎→小手指南口線を廃止すると発表しました。これらはどんな路線で、廃止にあたりどのような影響が出るのでしょうか。
都県をまたぐ路線も廃止に
箱根ケ崎駅→狭山ヶ丘駅→小手指駅南口間を結ぶ「小手03」も、3月31日(実質的には3月29日)限りで廃止されます。この路線は狭山湖(山口貯水池)の北側を通る路線で、JR八高線の箱根ケ崎駅(東京都瑞穂町)から西武池袋線の狭山ヶ丘駅(埼玉県所沢市)を経由して同線の小手指駅(同)までの13.8kmを、40分ほどかけて結びます。土曜日に片道1本だけ運行される珍しい路線です。
「小手03」の廃止後は、「近隣の他路線のバス停、コミュニティバス、コミュニティタクシーをご利用下さい」と案内されていますが、どのような路線があるのでしょうか。
「小手03」の経路のうち、中間地点にあたるJA三ヶ島支店~宮寺西間はほかの路線と重複しています。「小手09」小手指駅南口~宮寺西間などが一例で、途中の経由地が異なるほかの路線と合わせると、小手指方では毎時2~3本が、宮寺西方では毎時1~2本が運行されています。
箱根ケ崎方や狭山ヶ丘付近では「小手03」の廃止により、バス停空白地帯が発生します。しかし、箱根ケ崎方では瑞穂町のコミュニティバスの元狭山コースが毎時1本程度運行され、経路の一部は「小手03」と重複しています。
また狭山ヶ丘付近では、所沢市のコミュニティタクシーとして「ところワゴン」が運行され、コミュニティバスと同等の移動手段が確保されています。「ところワゴン」の三ヶ島ルートと西埼玉中央病院に向かう若狭ルートが「小手03」と似た経路で運行され、いずれも日中毎時1本程度が設定されていますが、若狭ルートは平日のみの運行です。
したがって、「小手03」の廃止後もほかの西武バスの路線や瑞穂町のコミュニティバス、所沢市の「ところワゴン」などで移動手段が確保され、空白となるのは宮寺西~太子堂入口間の約300mだけといえそうです。
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