ウクライナ軍に“謎の防空システム”提供へ 空対空ミサイルを地上発射用に? すでにプロトタイプは稼働中

詳細な情報がほとんど出ていない謎の兵器?

すでにウクライナ軍でテスト中か?

 イギリス国防省は2025年1月15日、移動式防空システム「グレイブホーク」15機を2025年にウクライナに供与すると発表しました。

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ウクライナ軍の「ブーク」ミサイルシステムの車体を、艦艇発射型のRIM-7「シースパロー」を発射可能に改造した、通称「フランケン」ミサイル。「グレイブホーク」もこの車両のように本来の地対空ミサイルでないものを搭載する可能性が高い(画像:ウクライナ空軍)。

 同防空システムは、国防省によると、ウクライナの戦場のニーズを満たすために急速に開発されたものだとのことです。

 実はこの防空システムに関しては今まで、情報や画像の公開が一切なく、謎に包まれた兵器でしたが、すでにイギリスがウクライナ軍に2台のプロトタイプを送っているといいます。

 グレイブホークは、地上防空用に空対空ミサイルを地上発射型に改造したミサイルとなるようで、輸送コンテナほどの箱に収まるものになるそうです。なお、使用する対空ミサイルに関しては、ウクライナで生産されミサイルとも互換性があるようです。

 それらの情報を頼りにウクライナメディアは、グレイブホークのプロトタイプと思われる車両を、ウクライナ空軍が投稿した動画から発見したと発表していますが、それが本当にグレイブホークかどうかは断定されていません。

【画像】これが…?「グレイブホーク」のプロトタイプと噂の車両

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