首都高は「ETC車しか利用できません」あと3年で!? 来年度55か所で「一気に進む」 超シンプル“新型料金所”も登場

 首都高速道路は寺山 徹社長の定例会見を開催し、「ETC専用化」の道筋について説明しました。あと3年ほどで、首都高は基本的にETCでしか利用できなくなります。

「ETC専用化」何がメリットなの?

 首都高はETC専用化について、「ETC車と現金車の錯綜、停車・発進の繰り返しが削減され、安全性と快適性が向上される」ことなどをメリットとして挙げます。

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会見する寺山社長(乗りものニュース編集部撮影)。

 さらにETC専用化は、渋滞緩和を目的とした「ロードプライシング」を導入するために、どうしても必要なことだと寺山社長は強調しました。

 ロードプライシングは、通行料金を機動的に上げ下げするもので、すでに東京湾アクアラインで土休日の混雑時間帯の通行料金を上げ、閑散時間帯を下げて渋滞緩和につながる実験が行われています。

 ETC専用化が進むことで、「空いている時間帯や経路の割引等の柔軟な料金設定により、お客さまの混雑区間でのご利用がスムーズになります」と首都高は説明しています。

 今回、首都高は「快適走行ビジョン2040」という計画を新たに発表し、2040年までに現在の渋滞を半減させる目標を掲げています。ETC専用化やロードプライシングも、そうした渋滞緩和策の一つに位置付けられています。

 ちなみに、無人運用となる新たな料金所は「ETCカードの挿し忘れ」などのうっかりミスにも対策しているそう。ETCレーンのアンテナを後方にも追加設置し、最初のアンテナ通過時のエラーに対応する仕組みを設けているといいます。

【え…!】これが超シンプル「新型料金所」です(画像)

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