高速道路に「乗れない/降りられない」注意! 急増する「ETC専用インター」 料金めちゃ高も!?

普段あまりクルマに乗らない人も高速道路を利用する機会が増える年末年始。もしそのクルマでETCが使えなかったら、要注意です。「ETC専用」のICが増え、乗ろうとして乗れないばかりか、目的のICで下りられない可能性もあります。

「ETCなくてもいいよね~」が命取りに?

 高速道路の「ETC専用化」が急速に進んでいます。もともとETC専用のスマートICが増えているというのではなく、現金も使えた料金所が「ETC専用化」しているのです。普段あまりクルマに乗らない人も高速道路を利用する機会が増える年末年始は、注意が必要です。

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ETC専用料金所の例。首都高の霞が関(画像:PIXTA)。

 国は高速道路のETC専用化について、2025年度までに「都市部で概成」、そして2030年度頃までに「地方部を含めて概成」というスケジュールを立てています。2024年12月現在、全国のETC専用化されたICや出入口の数は、次の通り。

・NEXCO東日本:8か所

・NEXCO中日本:31か所

・NEXCO西日本:23か所

・首都高速:35か所

・阪神高速:23か所

・本四高速:2か所

合計122か所

 さらにNEXCO西日本が2025年3月に計32か所を追加でETC専用とすることをすでに発表しています。

 最初に多くの料金所をETC専用とした首都高のエリアでは、もはやETCなしで高速道路に乗るのは“リスク”といって過言ではありません。非ETC車は距離によらず、普通車で1950円の上限料金が徴収されるので、渋滞などのために一度退出し、もう一度入ろうとしたら、また1950円かかります。

 加えて、そもそも現金などが使える入口まで大きく迂回を強いられることもあるので、ETCが使えない場合、どこがETC専用入口で、どこが現金OKか、事前の把握が不可欠です。

 NEXCO東日本管内は、北関東以北の東北、北海道でETC専用料金所がないなど、地方によっては「ETCがなくても何とかなる」のですが、他の地域では確実に増えています。

 だからこそ、レンタカー利用でETCカードを持っていなかったり、ふだん近所しか乗らないETCのないクルマで遠出したりする場合は、注意が必要です。

【こんなにあるの!?】全国の「ETC専用」料金所(地図/画像)

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