大阪~福岡間に臨時便 “休日返上”の列車も JR貨物の熊本地震対応

JR貨物が、熊本地震を受け実施した救援物資輸送の実績などについて発表しました。

被災自治体への救援物資の無料輸送は継続中

 JR貨物は2016年5月18日(水)、「2016年熊本地震」に伴い実施した救援物資輸送の実績などについて発表しました。

 4月19日(火)から5月14日(土)までののべ15日間では、東京貨物ターミナル〜大阪貨物ターミナル(または吹田貨物ターミナル)間で運行している貨物列車の運行区間を福岡貨物ターミナル駅(福岡市東区)まで臨時で延長して運転。12フィートコンテナ換算で計504個分が輸送されました。

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JR貨物は、九州内では鹿児島本線、日豊本線、長崎本線などで貨物列車を運行している(2012年2月、恵 知仁撮影)。

 ゴールデンウィークに運休を予定していた東京貨物ターミナル〜福岡貨物ターミナル間の貨物列車も、4月29日(金・祝)と5月3日(火・祝)に“休日返上”で運転。2列車で、12フィートコンテナ計202個分が福岡に運ばれています。

 飲料水や生活用品など災害支援物資のほか、個人間の支援物資などの輸送に活用されたといいます。

 また、4月19日(火)からは全国通運連盟と連携し、被災した自治体に対する救援物資の無料輸送も実施。これまで12フィートコンテナ12個分の作業服、土のう袋、マスク、食料品などが運ばれました。なお、この無料輸送の取り組みは現在も継続して実施中です。

 JR貨物は「被災地の皆様の復興の一助」になるよう、今後も引き続き取り組んでいくとしています。

【了】

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