“史上初!”ニコイチ修理のF-35A「フランケン」ツギハギした体で無事に飛び立ち現場復帰!!
バイクやクルマでよくやる修理で戦闘機を飛ばす。
損傷機を組み合わせたツギハギ機体
アメリカ空軍は2025年1月31日、ユタ州ヒル空軍基地で、2機の損傷したF-35A「ライトニングII」をつなぎ合わせて修復した、通称「フランケンバード」が飛行試験を終え、復帰したと発表しました。
同機は、2014年に深刻なエンジン火災事故に見舞われたF-35(AF-27)の機首部分を、2020年6月に前脚分離事故を起こしたF-35(AF-211)につなぎ合わせた、いわゆる“ニコイチ修理”した機体です。
異なる機体をつぎはぎした様子が、フランケンシュタインの怪物を思わせることから「フランケンバード」または「フランケンライト」の愛称で呼ばれています。
ヒル空軍基地のメンテナンス部門によると、このような修理方法がF-35で試みられたのは、この機体が初めてとのことです。そのため、まったく新しい特殊工具や固定具の設計・製造も必要だったそうです。
元々のプレスリリースでは、2025年3月頃には修理が完了する予定となっていましたが、1月末に、同機体がタキシングテスト中だったところを航空写真家が目撃。それからまもなく飛行したということで、初めての試みでありましたが、修理は予定より早く進んだようです。
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