“旧ソ連戦闘機”欧州で殆ど飛ばなくなる!? ブルガリアで最新型F-16納入始まる
欧州で2例目のF-16ブロック70採用国。
F-16V「ヴァイパー」とも呼称される機体
アメリカの航空宇宙企業であるロッキード・マーチンは2025年2月3日、ブルガリアへは最初となるF-16ブロック70ジェットの納入を発表しました。
![Large 20250206 01](https://trafficnews.jp/wp-content/uploads/2025/02/250204_f1670_01-600x400.jpg)
納入式典はサウスカロライナ州グリーンビルで1月31日に行われたとのことで、ブルガリアのアタナス・ザプリアノフ国防相のほか、同社の重役やアメリカの政治関係者が集まったとのことです。
F-16ブロック70は、F-16V「ヴァイパー」と呼称されることもある最新型のF-16で、レーダーやコックピットのアビオニクスがアップグレードされています。同機をブルガリアは単座10機、複座6機の合計16機を購入予定です。
F-16ブロック70購入の決定は、ブルガリア空軍が現代戦に対応できる戦闘機を黒海エリアに恒常的に配置できるようにするという目的があり、現在運用している旧ソ連製のMiG-29を置き換える予定としています。
なお、同国は欧州でスロバキアに次いで2例目のF-16ブロック70運用国になります。なお旧ソ連の戦闘機に関しては、2024年にクロアチアがMiG-21の運用を終了したほか、セルビアもMiG-29の退役に合わせ、フランスの「ラファール」購入を決定するなど、欧州での運用国がゼロになる可能性も出てきました。
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