性能は韓国の方が上!? 近代化改修されたF-15「イーグル」空自機と差が出るワケは?

韓国軍のF-15Kと空自のF-15J、隣国どうしの似たような機体が同時期に近代化改修を行います。レーダーなどは同じものを搭載するようですが、だからといって性能的には違うようです。どういった点が似ていて、どのようなところが異なるのでしょうか。

韓国「イーグル」性能向上へ

 韓国空軍が運用する多用途戦闘機F-15K「スラムイーグル」は、近い将来に大規模な性能向上改修を受ける計画です。このプロジェクトは、最新技術を導入して同機をアップグレードし、急速に変化する東アジアの安全保障環境に対応することを目的としています。

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韓国空軍のF-15K。下方に並んで飛んでいるのはフランス空軍の「ラファール」戦闘機(画像:韓国空軍)。

 一方、日本では航空自衛隊が運用するF-15J「イーグル」に関して、性能向上型であるF-15JSI(Japan Super Interceptor)への改修計画が進行中です。このように、日韓両国でF-15の性能向上が同時期に進められている点は注目に値すると言えるでしょう。

 F-15KとF-15Jは、ともにアメリカ製のF-15「イーグル」を基に独自性を向上させたモデルで、末尾の「K」と「J」はそれぞれ両国の国名(KoreaとJapan)の頭文字です。一見すると同じように見えるF-15KとF-15Jですが、性能的には大きく異なります。そのため、同じようにアップグレード化が図られてもエンジン推力などは違うようです。改めて見てみましょう。

 F-15Kは、F-15E「ストライクイーグル」を基に、韓国の独自要件を取り入れた派生型です。2005年に初めて導入され、現在は約60機が運用されています。同機は、制空任務と対地攻撃の両面で高い能力を発揮し、AIM-120「アムラーム」空対空ミサイルやAGM-84K SLAM-ER巡航ミサイル、さらにはKEPD 350巡航ミサイルといった多彩な兵器を搭載可能なのが特徴です。

 しかし、運用開始から約20年が経過し、電子機器やセンサーの陳腐化が進んでいることから、韓国政府は性能向上改修を決定しました。

 予定されている改修内容は、最新のアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーであるAN/APG-82や、電子戦能力を強化するAN/ALQ-250「EPAWSS(Eagle Passive Active Warning Survivability System)」の搭載など。また、ミサイル接近警報装置AN/AAR-57の導入により、生残性が大幅に向上すると期待されています。

【こんなに変わるの!?】F-15「イーグル」初期型と最新型のコクピットを見比べ(写真)

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