「危険かつプロ意識に欠ける行為だ!」 中国軍戦闘機が南シナ海で豪空軍哨戒機に「異常接近」 さらに目の前で“火の玉”放出も 豪国防省が声明発表
一歩間違えれば危険な結果にも。
わずか30mの距離まで接近
オーストラリア国防省は2025年2月13日、南シナ海で活動していた同国空軍所属の哨戒機「P-8A」が、中国空軍の戦闘機から飛行妨害を受けたと発表しました。
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発表によると、事件が発生したのは2月11日のこと。南シナ海の国際空域を飛行していたP-8Aに対して、中国空軍のJ-16戦闘機がわずか30mの距離まで接近し、フレア(熱源誘導ミサイルを回避するための囮)を散布したとのことです。オーストラリア国防省は、こうした中国側の行動を「危険かつプロフェッショナルでない行為」であるとして非難しています。
国際法上、公海上空では航空機による上空飛行の自由が認められています(国連海洋法条約87条1項(b))。そのため、オーストラリア国防省の主張が正しければ、今回の中国空軍の行動は国際法に違反する可能性が高いと言えそうです。
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