北海道で高速が乗り放題に フェリー往復とセットのETC限定プラン登場

本州と北海道を結ぶフェリーの割引と、北海道内の高速道路定額乗り放題がセットになったETC車対象のプランが発売されます。

本州~北海道間のフェリー運賃も割引に

 NEXCO東日本・北海道支社は2016年5月20日(金)、本州と北海道を結ぶフェリーの割引と、北海道内の高速道路全線乗り放題をセットにしたETC車限定のプラン「フェリーでお得 北海道ETCふりーぱす」を販売すると発表しました。

 利用期間は9月1日(木)から11月13日(日)まで。ただし10月31日(月)までに往路で出航する必要があります。対象車種はETCを搭載した普通車および軽自動車など。利用できる高速道路は、NEXCO東日本が管轄する北海道内の道央自動車道、札樽自動車道、道東自動車道、深川留萌自動車道、日高自動車道の全線です。

 高速道路料金割引(定額乗り放題)の販売価格は、実際に利用する日程にあわせて4日間から最大14日間まで1日単位で選択可能。普通車用の場合、4日間用が1万500円、7日間用が1万3100円、14日用は1万9200円で販売されます。

 このプランで利用できるフェリー会社、航路、運賃割引内容は次のとおりです。

●津軽海峡フェリー
・航路:青森~函館、大間~函館
・運賃割引:車両及び旅客が往路で10%、復路で30%割引

●商船三井フェリー
・航路:大洗~苫小牧
・運賃割引:車両は往復とも6%割引(二輪車は割引対象外。車両運賃には乗用車の運転者1人分を含む)。旅客は往復とも10%割引(二輪車の利用者含む)

●新日本海フェリー
・航路:舞鶴~小樽、新潟~小樽、敦賀~苫小牧東、新潟~苫小牧東、秋田~苫小牧東
・運賃割引:復路で乗用車およびその運転者1人が11%割引(二輪車は申し込み不可)

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商船三井フェリーの大洗~苫小牧航路で使用されている「さんふらわあ ふらの」(2015年9月、恵 知仁撮影)。

 申し込みは、各フェリー会社または旅行代理店のウェブサイトで、フェリーの往復予約とあわせて高速道路の利用期間などを登録します。方法や細かい手順はフェリー会社により異なります。予約の受付開始日は、津軽海峡フェリーが乗船の3か月前(6月1日以降)、商船三井フェリーと新日本海フェリーが乗船の2か月前(7月1日以降)です。

「フェリーでお得 北海道ETCふりーぱす」の利用においては、北海道の遊覧船や離島航路の割引など、特典も用意されています。

 NEXCO東日本では、苫小牧港(北海道苫小牧市)発着で「フェリーでお得 北海道ETCふりーぱす」を使用して旭川や帯広などを4日間で周遊する利用例を紹介。このプランでは高速道路料金が通常よりも5800円安くなるとしています。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. そのうちに阪神と九州のフェリーもETCと組むんじゃない?死活問題とETC限定割引による経済対策を非難して船員の家族構成まで引き合いに出して同情票を集めてたけどね、大きな会社は抗議する場を与えられて広く世間に公表できても小さな会社は実質会社は整理されたし、結局大きな老舗旅館は食中毒やらかしても営業停止になりにくいのと同じで大きな世帯のゴネ得は計りしれないねー!