日本も導入? ナゾの箱型「どこでもミサイル発射装置」とは 海で使えば“無敵状態”かも!? 米軍で配備進む

アメリカ軍で導入が進む特徴的な兵器の一つに、コンテナ型ミサイル発射装置「MK 70」があります。これは、イージス艦などに装備されているMK 41垂直発射装置(VLS)をコンテナに収めたものですが、じつは日本も他人事ではないようです。

コンテナ式ミサイル発射装置、そのメリットとは?

 このように、MK 70はそれまで長射程のミサイル発射能力を有さなかった艦艇や部隊に対して、迅速にその能力を与えることができます。そして、これは次の2つの点において重要な意味を有しています。

Large 20250223 01

拡大画像

トレーラー搭載型のコンテナ式VLS「タイフォン」(画像:アメリカ陸軍)。

 1つは、敵に対して大きな負荷をかけることができるという点です。あらゆる艦艇や地上部隊が長射程兵器の運用能力を持ちうるとなれば、敵はあらゆる方向からの攻撃を警戒しなければならなくなります。そのためには、ISR(情報・監視・偵察)能力をフル活用して各種艦艇や地上部隊の動向を探らなければなりませんが、これには極めて多大な労力を要します。従って、敵軍のISR能力に大きな負荷をかけることが期待できるわけです。

 もう1つは、艦隊内でミサイルの数を増加させられるという点です。艦隊内のイージス艦を始めとした防空艦を軸に、MK 70搭載艦をネットワークで結ぶことができれば、状況に即して最適な位置に展開している艦艇からミサイルを発射できるほか、仮にイージス艦がミサイルを撃ち尽くしたとしても、MK 70搭載艦のミサイルをイージス艦が誘導することで、戦闘を継続することが可能になります。つまり、MK 70があれば、艦隊内における各種ミサイルの数を底上げできるのです。

 そして、こうしたメリットは日本にとっても他人事ではありません。現在、日本は海洋進出を強める中国に対抗すべく、防衛力の強化に勤しんでいます。なかでも、中国海軍と直接対峙することとなる海上自衛隊において、艦艇が装備できるミサイルの数は非常に重要となります。

【甲板からミサイルがドヴァ――ッ!!】護衛艦のVLSからミサイルが発射された瞬間を写真で(画像)

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 艦船搭載でも悪くは無いが、これを水中設置型(水深20~30m)にすれば運用の自由度は多少落ちるが、射程1500Kmも有るトマホークならかなりの範囲をカバーできる。潜水艦同様に発見されにくい利点があり、仮に攻撃を受けても人的被害は無い。費用も安上がり。潜水艦の不足分も有る程度カバー出来る気がする。

記事ランキング

  1. イラン海軍の潜水艦が「撃破される瞬間」捉えた映像が公開 3隻の無人ボートが基地を急襲 “米軍史上初”の攻撃
  2. ロシア軍の攻撃ヘリが「飛行中に急襲される瞬間」捉えた映像が公開 背後から「刺客」が忍び寄る
  3. フェリーが「浮上した海自の潜水艦」を発見!日本一深い湾の「レアな光景」捉えたショットが公開
  4. 「最新鋭旅客機」が駐機中に突如“崩れ落ちる”! 前脚が折れ機首が激突…「衝撃の瞬間」なぜ発生? 背景が明らかに
  5. 惨劇なぜ? 旅客機の客室窓が“上空で木っ端みじん” 「乗客の体が吸い出された」戦慄の様子が公開される
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号