日本も導入? ナゾの箱型「どこでもミサイル発射装置」とは 海で使えば“無敵状態”かも!? 米軍で配備進む

アメリカ軍で導入が進む特徴的な兵器の一つに、コンテナ型ミサイル発射装置「MK 70」があります。これは、イージス艦などに装備されているMK 41垂直発射装置(VLS)をコンテナに収めたものですが、じつは日本も他人事ではないようです。

日本も導入か? 水面下の動き

 日本もやはりMK 70のようなコンテナ式のミサイル発射装置に注目しています。実際に、2024年には「コンテナ式SSM発射装置に関する技術調査」の契約に関する公募が行われました。これは、艦対艦ミサイルをコンテナ式発射装置に組み込み、それを平時の警戒監視を主任務とする哨戒艦など、ミサイルの配備が予定されていない艦艇に搭載しようという試みです。

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ロッキード・マーチンの工場内で製造されるMK 41(画像:ロッキード・マーチン)。

 じつは、筆者(稲葉義泰:軍事ライター)は2024年にアメリカのニュージャージー州モーレスタウンにあるロッキード・マーチン社の施設を取材し、実際に製造中のMK 41やMK 70を見学する機会を得ました。そこで、MK 70の担当者は次のような説明をしたのです。

「我々は、日本におけるMK 70のライセンス生産に関する初期の議論を行っています。ただ、日本はMK 70の導入を決めていません」

 日本では、すでに三菱重工がMK 41を世界で唯一ライセンス生産しており、VLSを国内で製造する能力を有しています。そこで、MK 70に関しても、ライセンス生産を行うとすればおそらく三菱重工がこれを担当することになると思われますが、仮に本当にこの話が現実化するとすれば、海上自衛隊の艦艇向けにMK 70の搭載が本格的に議論されることになるのかもしれません。

【甲板からミサイルがドヴァ――ッ!!】護衛艦のVLSからミサイルが発射された瞬間を写真で(画像)

Writer:

軍事ライター。現代兵器動向のほか、軍事・安全保障に関連する国内法・国際法研究も行う。修士号(国際法)を取得し、現在は博士課程に在籍中。小学生の頃は「鉄道好き」、特に「ブルートレイン好き」であったが、その後兵器の魅力にひかれて現在にいたる。著書に『ここまでできる自衛隊 国際法・憲法・自衛隊法ではこうなっている』(秀和システム)など。

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コメント

1件のコメント

  1. 艦船搭載でも悪くは無いが、これを水中設置型(水深20~30m)にすれば運用の自由度は多少落ちるが、射程1500Kmも有るトマホークならかなりの範囲をカバーできる。潜水艦同様に発見されにくい利点があり、仮に攻撃を受けても人的被害は無い。費用も安上がり。潜水艦の不足分も有る程度カバー出来る気がする。

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