海自の「爆速ホバークラフト」が北海道に上陸!雪煙をあげる大迫力のショットが公開
速力は最大50ノット!?
「LCAC」が寒冷地で訓練
海上自衛隊・掃海隊群は2025年2月25日、輸送艦「おおすみ」が北海道釧路市でホバークラフトの一種である「LCAC」の訓練を実施したと発表。公式Xで訓練の様子も公開しました。

「おおすみ」は、全長178m、基準排水量8900トン。主に陸上自衛隊をはじめとする各種人員や車両、装備品などの輸送に使用される艦艇です。船体後部に海水を注水して「LCAC」などが発着できる、いわゆるウェルドックも備えています。母港は呉基地(広島県呉市)ですが、今回は厳寒の北海道に姿を見せました。
「LCAC」は、元々は「おおすみ」の搭載艇扱いでしたが、現在は独立した自衛艦となっています。船体下部に備えたゴム製のクッション材に空気を送り込み、それを膨らませ、さらにゴム製クッションと水面の間に空気を噴出することで、水面から浮上して高速航行が可能。速力は最大50ノット(約92.6km/h)、満載状態でも40ノット(約74.1km/h)を誇ります。
海上自衛隊は、降雪や氷点下といった厳しい環境下での任務に備え、定期的に「LCAC」の寒冷地訓練を行っているそうです。
コメント