世界最大級の通常動力型潜水艦だ! 最新「らいげい」間もなく就役へ 引き渡し日はいつ?
配属先は呉か、それとも横須賀か?
ディーゼル推進潜水艦としては世界最大級
海上自衛隊は2025年2月28日、新造の潜水艦「らいげい」の引渡式・自衛艦旗授与式を3月6日(木)に川崎重工業神戸工場(兵庫県神戸市)で実施すると発表しました。

「らいげい」はたいげい型潜水艦の4番艦として建造が進められており、2021年3月26日に起工、2023年10月17日に進水しています。
船体サイズは全長84.0m、幅9.1m、深さ10.4m、基準排水量は3000t、乗員は約70名。主機関はディーゼルエンジンとリチウムイオン電池を組み合わせたディーゼル電気推進を採用、プロペラひとつの1軸推進式です。
主要装備として、艦首に魚雷発射管を備えるほか、潜水艦戦闘管理システムや、ソーナー装置(艦首アレイ、側面アレイ、えい航アレイなど)、TCM(Torpedo Counter Measure:潜水艦魚雷防御システム)を搭載しています。
なお、「らいげい」は漢字では「雷鯨」と表記され、旧日本海軍時代を含めて初の艦艇名です。
たいげい型の外観は前級のそうりゅう型潜水艦とほぼ同じですが、探知能力や静粛性が向上しており、建造時から女性自衛官の乗務を想定した設備を備えています。
ちなみに、たいげい型潜水艦はフランス海軍が運用するリュビ級原子力潜水艦を凌ぐ大きさで、ディーゼル推進の通常動力型潜水艦としては世界最大級です。
白鯨は見学させて頂きました‼️