鉄道博物館に「東武電車」現る! 私鉄最多形式の“旧標準色”を展示 2つの博物館が連携
東武鉄道の8577編成が、鉄道博物館に展示されます。
東武8577編成を展示
鉄道博物館(鉄博、さいたま市大宮区)と東武博物館(東京都墨田区)は2025年3月6日、東武鉄道の「8000系8500型8577編成」を鉄道博物館に展示すると発表しました。

両館は、2023年度から連携企画を展開。東武博物館の資料を鉄博で特別公開したり、学芸員や職員が相互の博物館に出向いて特別講演会を開催したりしています。
今回は、東武鉄道と東武インターテックの協力を得て、4月5日(土)~5月19日(月)、鉄博E1系横の車両展示スペースに8577編成を展示します。車両は入館料のみで見学できます。
東武8000系は、1963年に登場した通勤形電車です。20年間に712両が製造され、同一形式車両としては私鉄最多を誇ります。かつて東武全線を走っていましたが、現在も鉄博から近い大宮発着の野田線(東武アーバンパークライン)などで使われています。
このうち今回展示される8577編成は、昭和30年代の通勤車両標準色に塗られた「リバイバルカラー」の2両固定編成です。亀戸線や大師線で運行されていました。
鉄博では、車両展示にあわせて特別イベントの開催や関連資料の展示も行われる予定です。
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