夜行だと車窓は面白くないよね←いいえ「サンライズ」は楽しめます! 寝台特急ならではの絶景とは

日本で唯一の定期寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」。寝台特急ですから基本的に夜間走行しますが、注意していれば夜の車窓も見どころ豊富です。朝を迎えれば日の出とともに見ごたえのある区間も走ります。

終電後のホームが見られるという体験

 2025年3月現在、日本唯一の定期寝台特急である「サンライズ」。この列車は高松発着の「サンライズ瀬戸」と、出雲市発着の「サンライズ出雲」からなり、東京~岡山間では併結されて走ります。ただ、夜行のため車窓は期待できない……と思いきや、実は見どころがあるのです。

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寝台特急「サンライズ」(画像:PIXTA)

 車窓の右側と左側、上り列車と下り列車、それぞれどんな景色が楽しめるのでしょうか。

■東京~岡山間下り・進行方向右側

 進行方向の右側に窓がある設備は以下の通りです。

・「ソロ」:上段は偶数個室、下段は奇数個室

・「シングル」:1・8号車は階上個室が奇数、階下個室が偶数。平屋室と2・6・7・9・13・14号車は、階上個室が偶数、階下個室が奇数。5・12号車は12番

・「シングルツイン」:1・2・8・9号車の12・14番

 一方、「シングルデラックス」「サンライズツイン」「ノビノビ座席」は、右側に窓がありません。「ノビノビ座席」のみ通路を隔てて両側が見えますが、「シングルデラックス」「サンライズツイン」の乗客は、右側を見る場合はラウンジに移動する必要があります。

 右側は東京駅を出るとすぐに、赤レンガの東京駅駅舎が見えます。ほどなく、東京タワーが一瞬だけ顔を出します。品川駅の手前では、東京総合車両センターに留置された車両を、多摩川を渡る際には美しいビル街の夜景を見られます。

 23時23分の熱海を出ると、ほどなく長い丹那トンネルに入り、個室内の電気を消すと、トンネル内が見られます。構造物を観察できるわけです。

 階上室なら、個室の電気を消すと寝ながら星空が楽しめます。夜中の2時半を過ぎに関が原付近を走行しますが、この周辺は人家が少なく、外からの明かりが減るために、特に綺麗に見えます。また、1時36分着の豊橋駅、2時37分着の岐阜駅、3時20分着の米原駅、4時26分着の大阪駅では、終電後の駅ホームの様子が見られます。

 なお季節ごとに異なりますが、日の出の直前は空が白んでくる中を快走する寝台特急らしい風景を味わえることから、筆者(安藤昌季:乗りものライター)は、一度は見てほしいと思います。

これぞ寝台特急の醍醐味! 列車で迎える夜明け(写真)

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