夜行だと車窓は面白くないよね←いいえ「サンライズ」は楽しめます! 寝台特急ならではの絶景とは

日本で唯一の定期寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」。寝台特急ですから基本的に夜間走行しますが、注意していれば夜の車窓も見どころ豊富です。朝を迎えれば日の出とともに見ごたえのある区間も走ります。

首都圏の朝ラッシュを横目に

■上り(瀬戸・出雲)

「瀬戸」「出雲」ともに、岡山駅までの夜景はあまり望めません。個室内の電気を消せば、「瀬戸」で瀬戸大橋は若干見られます(21時49分から10分間程度)。「出雲」は、走行ルートに人家が少ないため、階上室かつ晴れていれば星空がよく見えます。

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上りで車窓右側に見える明石海峡大橋(安藤昌季撮影)

 なお、進行方向右側は23時53分前後に明石海峡大橋が見られます。上りは窓の向きが逆になるため、「シングルデラックス」「サンライズツイン」「ノビノビ座席」の窓がある方向が右側です。ほかの設備も左右が下りとは逆となるのでご注意を。

 1時41分着の米原駅、2時37分着の熱田駅、3時18分着の豊橋駅、3時43分着の浜松駅で、それぞれ営業時間外の駅を眺められます。6月であれば日の出が4時台なので、5時9分着の富士駅あたりで左側に富士山を見られるでしょう。同じく夏季には、5時43分着の熱海駅から15分ほど、今度は右側に相模湾の景色が楽しめます。

 6時44分着の横浜駅からは、朝ラッシュを迎えた首都圏のトレインビューとなります。右側は京急、東京モノレール、ゆりかもめ、東京総合車両センター、東海道新幹線など、左側は京浜東北線や山手線、東京タワー、東京駅赤レンガ駅舎などが見どころです。

 筆者のオススメは、下り「出雲」なら右側、下り「瀬戸」なら左側です。上りは総じて右側の方が見ごたえがあると思います。

 なお、車窓ではありませんが、上下とも岡山駅での「瀬戸」「出雲」連結/切り離し場面も必見でしょう。下り「瀬戸」は岡山駅に4分停車なので、見学するには7号車に移動してからでないと、乗り遅れる可能性が高くなります。上りだと、「出雲」は両列車の連結後に扉が開くため、「瀬戸」以外で連結シーンは見られません。

これぞ寝台特急の醍醐味! 列車で迎える夜明け(写真)

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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