特急「しなの」新型投入へ準備着々!量産先行車はいつ登場?先頭車では「前面展望」も

前面展望も!

来年度も量産先行車の新製に向けた詳細設計を実施

 JR東海は2025年3月19日、来年度の重点施策と関連設備投資を発表。その中に、新型である385系特急型電車の量産先行車の新製に向けた詳細設計などを盛り込みました。

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現行「しなの」383系(画像:JR東海)

 385系は、名古屋と長野を結ぶ特急「しなの」に使われている383系特急型電車の後継車両です。量産先行車の新製に向けた詳細設計は、2024年度の重点施策と関連設備投資にも盛り込まれていましたが、2025年度も引き続き進められる予定です。

 今後、量産先行車は2026年度に1編成(8両)が完成し、走行試験を約1年間行った上で、量産車が2029年度頃に投入される見込みです。

 385系は、次世代振子制御の採用が特徴。現在の383系は、雨天による滑走などで振子傾斜の開始位置がずれて乗り心地が悪化することがありますが、新型車両はジャイロセンサによってカーブの開始位置をより正確に検知できるようになるため、乗り心地が向上します。

 先頭車は、現行の383系と同じく前面展望を確保するほか、中央本線に投入された315系通勤形電車と車体長・ドア位置を統一し、開口幅の狭いホーム可動柵を設置できるようにする予定です。

【画像】新型特急車両「385系」の完成イメージ

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