最後F-15C 嘉手納で“ラストフライト”「制空戦闘機」の代表格 約45年間にわたる現役を終える
今後はF-15EX「イーグルII」へ転換されるとのこと。
嘉手納基地の機体が最後の実戦部隊所属機だった
アメリカ空軍は2025年3月26日、在日空軍が活動する沖縄県の嘉手納で、F-15C「イーグル」のラストフライトが行われたと発表しました。

嘉手納基地に所属する第18航空団は、アメリカ空軍でF-15Cを装備していた最後の航空団でしたが、今回部隊の再編制やF-15EX「イーグルII」への置き換えに伴い、F-15Cは現役を退き、整備訓練機への転換が行われるとのことです。
アメリカ空軍では、2010年度からF-15Cと複座のF-15Dの運用を大規模に終了し始め、現役の実戦部隊は嘉手納基地に残るのみとなっていました。
3月26日に嘉手納基地で行われたラストフライトでは、多くの基地スタッフに見送られ、約45年にわたる同基地での任務に幕を引きました。
なお、F-15Cは敵戦闘機との戦闘を重点に置いた「制空戦闘機」ですが、F-15EXは地上攻撃なども可能な「マルチロール機」であるため、今回の機種転換により嘉手納基地所属のパイロットは、空対空専用の任務から、空対地戦術や先進的な兵器システムを組み込んだ多目的任務への適応に、重点的に取り組む訓練を行うことになります。
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