「トイレを敵地に投下!」伝説の機体「スカイレイダー」の2代目が米空軍特殊部隊に納入される
先代は朝鮮戦争やベトナム戦争で運用された攻撃機。
特殊部隊向けの軽攻撃機として「スカイレイダー」の名が復活
アメリカ空軍特殊作戦コマンド(AFSOC)は2025年4月3日、最初の任務仕様のOA-1K「スカイレイダーII」を受領したと発表しました。

同機は、アメリカ特殊作戦軍向けに開発された軽攻撃機兼武装偵察機です。朝鮮戦争やベトナム戦争で運用された攻撃機A-1「スカイレイダー」の名前を受け継いでいます。
先代は、プロペラとピストンエンジンで動く旧式のレシプロ機でありながら、豊富な武装で地上部隊を支援し窮地を救った機体です。また、「もはやこの機体が搭載したことがないのはトイレくらいのものである」というジョークがアメリカ軍内で流行した際は、本当にトイレを投下した逸話もあります。
OA-1K「スカイレイダーII」に関しては、農業用ターボプロップ機であるAT-802Uをベースに開発。500ポンド、1000ポンドの無誘導爆弾、12.7mm機関砲ポッド、AGM-114ヘルファイア対戦車ミサイル、ロケット弾ポッド、レーザー誘導爆弾などを装備可能で、航空支援や偵察、武装勢力や犯罪組織の監視などを行う機体となります。
AFSOCによると、農業機をベースに開発された同機は、オペレーターが任務に応じて簡単に調整できる、機敏で汎用性の高い機体とのことです。さらに、メンテナンスも最小限で済み、飛行時間当たりのコストも従来の航空機や他の特殊作戦用航空機よりも低く抑えられるそうです。
なお、OA-1K「スカイレイダーII」の納品式典には、先代のA-1「スカイレイダー」を操縦し、ベトナム戦争にも従軍したビル・バイス元中佐がスペシャルゲストとして参加しました。
今後、納入された機体は、オクラホマ州ウィル・ロジャース空軍州兵基地に運ばれ、同地でパイロット訓練を実施します。
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